仕事ができると言われている上司や先輩を見て
「同じ年数がたった時、この人に追いついているのは無理じゃないか?」と思うことありませんか。
全くさばけなかった量の仕事をみるみる片づけたり、どう対処していいかわからない問題をあっさり解決したりする姿を見ると、とてもああはなれないと落ち込んでしまうこともあると思います。
そうすると、「私はこの仕事に向いていないんじゃないだろうか?」なんて考えてしまうこともあるかと思います。
でもそれは勘違いです。
仕事の向き、不向きは他人との差で決めるものではありません。
なぜなら、差は必ず埋まるからです。
でもたった数年の経験の違いなだけなのになぜこんなに差があるのでしょうか。
圧倒的に見える差の正体
仕事ができる先輩を見ていると、とても同じ年数では追いつけないと思うのは仕方がないことです。
それは、未知の領域は結局行ってみないとわからないからです。
分からないものに不安を覚えたり、しり込みするのは皆同じです。
だからやって実際にそこにいってしまえば、案外たいしたことが無かったりします。
でも、ある程度目算があるほうが踏み出しやすいですよね。
少しヒントになる考え方があります。
アイデアの数は組み合わせの数
アイデアというか、持っている引き出しの数は知識・経験の組み合わせです。
1つ経験したら1つだけ引き出しが増えるだけではありません。
高校で習う「順列組み合わせ」です。
例えば1年で10個新しい気づきの体験をしたとします。
2個の組み合わせがアイデアだとすると
1年目の終わりは 10C2=45
2年目の終わりは 20C2=190
3年目の終わりは 30C2=435
経験はそれぞれ10しか違わない(経験量が加速したわけではない)のにアイデアの数は5倍10倍と違ってきます。
これが差の正体です。
たいしたことはありません。自分だって一生懸命やれば必ず追いつけます。
アイデア出しは技術。どうせなら追い抜こう
アイデアの出る源・引き出しの多さは追いつけるとして、どうせなら意識的に追い抜いてしまいましょう。
先ほどは組み合わせの数でアイデアの増え方をみましたが、これを順列(ABとBAは別として考える)で考えてみれば
1年目 10P2=90 いっきにアイデアが倍になります。
そして組み合わせるアイデアを3つにすれば
1年目 10P3=720
3年目ですら追い抜いてしまいます。
もちろんこの720のアイデアがすべて使えるわけではありませんが、考えるネタに困ることはないでしょう。
ですから追いつけない、適わないなどといった不安は論理的に間違っています。
やるべきなのは、上質な要素を増やし、組み合わせや順番を入れ替えアイデアの数とそれぞれの成功確率を高めることのみです。
ポイントなのは誰も同じ体験はできないので全く一緒のレールの先を走っている人は実はいないということです。
個人のポテンシャルは変わらないので、いかに多くのことを考え、感じて組み合わせていくかということです。
仕事を含む、生活すべてがヒントです。自分だけのヒントです。
だからレベルは追いつけるしそれぞれがかけがえのないメンバーだという意識の方が、素直に受け取りやすく・発信もしやすいので生産性が高いと思います。
自分の引き出しを増やして、組み合わせて実行しさらに経験を積み重ねていこう。
10000時間の法則
ちなみに「1万時間の法則」って聞いたことありますか?
人間には「覚醒した!」という瞬間が訪れることがあり、それが何かに集中した時間が1万時間を越えると訪れることが多いんじゃないか!という法則です。
閾値(いきち)が10000時間ともいいます。
仕事で考えると1日8時間 週5日 52週で2080時間 約5年です。
確かに体感的にその前後では、仕事のスムーズさがだいぶ違います。
バラバラのシナプスが一気に連携しだす感じです。
もちろん閾値が1万時間かどうか、科学的な根拠はないですしその過ごした時間の密度の問題もあります。
でも本質はそこではなく、「積み重ねていけば必ずスパークする瞬間がくる」ことを確信して日々を積み重ねていくことです。
私たちの時代は1日13時間、週6日以上仕事をするのは当たり前でした。
ですからスパークする人は本当に1-2年で別人になります。体感的に、ここも10000時間です。
もちろん今の時代は許されませんし、おすすめもしません。
今はもっと上質な経験の積み重ねのほうが重要です。
いろいろな所へ言ってその裏にある仕組みを考えたり、本・インターネットなどで学んでもいいです。
もっと家族と過ごして、業界の中の人ではないリアルな生活者の意見を聞いてもいいです。
生活全てが学びの場になります。趣味に没頭しても必ずどこかで繋がってアイデアの源になります。
繰り返しますが、閾値は明確には分かりません。
だから自分の信じられることを日々積み上げていくだけです。
そうすれば必ず、クラスは違うかも知れませんが、レベルでは憧れのあの人に、追いつき追い越すことが可能だと思います。
まとめ
ひとつの事象から複数の引き出しをもつ為に
・フレームワークでものごとを見るくせをつける
・フレームワークのパターンを増やしていく
ようすれば視点と思考パターンを複数持つ
その為には、本を読むのが一番良いと私は思います。
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