読書録 ワークマンはなぜ2倍売れたのか

読書録

ワークマンはなぜ2倍売れたのか

章立て

はじめに

第一章 ワークマンを変えた男

第二章 大躍進の裏に「データ経営」あり

第三章 ものづくりは売価から決める

第四章 ファンの「辛辣な文句」は全部のむ

第五章 変幻自在の広報戦略

第六章 店づくりは壮大な実験

第七章 継続率99%!ホワイトFCへの道

第八章 「変えたこと」「変えなかったこと」

第九章 アフターコロナの小売りの未来

あとがき

タイトルからすると、VMDもしくは4Pの話かと思ったが、中身は企業戦略の本。企業文化の中で守るところと、改革するところを一貫性を保ちながらどのように戦略をたて実行していくのかのモデルケースの話。派手な戦術に目がいきがちだが、それを支えるというか背骨になっている戦略が全てを決めるという好事例集。特に組織論として人事(教育・報酬体系)がきちんと企業の求める戦略にあう人材を定めて教育・キャリアパス・報酬体系まで考え抜かれていることは、この手の本では珍しい事例。FC事業まで含め組織=戦略論のフレームワークに使えそう。専務の土屋哲雄氏の成功物語の体をとっているのでなかなかサラリーマンには遠い世界の羨ましい話に見えるが第二章のデータ経営をするための道筋の付け方は明日からでも応用できる題材だと思う。なぜAIでもできるのにエクセルなのか自分に引き付けて考えさせられる。

 

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